森鷗外の短編小説を基に、多くの歌舞伎狂言を遺した劇作家・宇野信夫が作・演出した2010年の歌舞伎舞台を映画化。片岡仁左衛門と坂東玉三郎が、伊織とるんの若夫婦時代から37年後までを演じ分ける。また、重要な役どころの下嶋甚右衛門を、2人と共に歌舞伎の一時代を築いた盟友、十八代中村勘三郎、るんの弟・久右衛門を中村鴈治郎(当時は翫雀)、その息子夫妻を中村芝翫(当時は橋之助)、片岡孝太郎が演じている。
江戸に住む評判のおしどり夫婦の美濃部伊織と妻るんは、子どもも生まれ幸せに暮らしていた。ところが、伊織は喧嘩で負傷した義弟の久右衛門に代わり1年間単身京都で勤めをすることになる。桜が咲く頃の再会を誓い別れる2人だったが、伊織は京でふとした弾みから同輩の下嶋甚右衛門を斬ってしまい、越前にお預けの身となってしまう。月日は流れ、2人が離れ離れになってから37年。罪を許された伊織とるんはようやく再会の日を迎える。
公開日: 2025年01月02日
シネマ歌舞伎「ぢいさんばあさん」
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2024年 /日本 /74分
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公式サイト: https://www.shochiku.co.jp/cinemakabuki/lineup/2604/