シリーズ第9作で、最終話。秀次郎(高倉健)は兄弟分の寺津力松(安藤昇)を訪ねるが、丁度、天神浜一家との抗争中だった。4年後、秀次郎は初恋の人・お栄(星由里子)を探し続けていた。そして新潟。寺津は会津若松の鬼首(山本麟一)の妹おしま(鮎川いずみ)と結婚、鬼首は東北の制覇を目論んでいた。お栄は元天神浜一家の代貸で今は堅気の風間重吉(池部良)と結婚。やがて鬼首は寺津を切り、秀次郎に友情を感じている晴雨組長・弥三郎(鶴田浩二)を殺害。秀次郎と重吉は鬼首の籠る寺に殴り込みをかけた。(追悼特別展「高倉健」図録より)