本作は、アフガニスタンでソ連軍と戦った抵抗運動の指導者・マスードと仲間たちに出会った写真家・長倉洋海の眼差しを通して、2001年に48歳の若さで自爆テロに倒れたマスードの教育への思いを共有すべく、支援を続ける北部パンシール渓谷の山の学校を記録したドキュメンタリー。
大学で探検部に属していた長倉洋海は、ベトナム戦争の報道写真に憧れ報道カメラマンを目指して通信社に入社したが、希望が叶わず、1980年、3年で退社しフリーになる。1982年、中南米エルサルバドルで当時3歳の少女・ヘスースと出会い、「一人の人間を見続ける」という長倉のスタイルが生まれる。1983年、侵攻したソ連軍に抵抗する戦いが続いていたアフガニスタンで、若き司令官マスードを撮影。100日間イスラム戦士(ムジャヒディン)と共に行動し、二人は強い信頼関係をつくりあげていった。2001年9月9日、マスードはアメリカ同時多発テロの2日前にイスラム過激派により暗殺される。マスードの1周忌に初めてパンシール渓谷の山の学校を訪れた長倉は、マスードが資材を提供し、村をあげて小さな学校を守り続けていると聞く。長倉は、マスードの教育への想いを受け継ぎたいとNGO「アフガニスタン山の学校支援の会」を設立して支援を決意。まず手元にあった寄付金を生かし、机や椅子などを提供する。その後も長倉は、このイスラムでは珍しい小さな男女共学の学校へ毎年のように通い、子供たちの成長を撮り続ける。
©️2023 アフガニスタン山の学校支援の会 ルミエール・プラス
公開日: 2023年09月11日
鉛筆と銃 長倉洋海の眸(め)
監督 :
出演 :
ナレーション :
撮影 :
編集 :
2023年 /日本
配給 :
公式サイト: https://enpitsutojyuu.com/
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