アルツハイマーを患った夫・アウグストと、彼を支える妻・パウリナのささやかな幸せにあふれる暮らしと、ふたりの愛と癒しに満ちた日々を記録した感動のドキュメンタリー。監督は、「83歳のやさしいスパイ」（2020年）でチリの女性として初めてアカデミー賞にノミネートされたマイテ・アルベルディ。本作で2度目となるノミネートを果たし、2023年サンダンス映画祭ワールド・ドキュメンタリー部門審査員大賞を受賞した。

著名なジャーナリストである夫アウグスト・ゴンゴラと、国民的女優でありチリで最初の文化大臣となった妻パウリナ・ウルティア。20年以上に渡って深い愛情で結ばれたふたりは、自然に囲まれた古い家をリフォームして暮らし、読書や散歩を楽しみ、日々を丁寧に生きてきた。そんななか、アウグストがアルツハイマーを患い、少しずつ記憶を失い、最愛の妻パウリナとの思い出さえも消えていってしまう…。

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