社会構造を巧みに捉えたアート批評や独自の文学作品を世に残した英国の作家ジョン・バージャー(1926-2017)の素顔を捉えたドキュメンタリー。英国を代表する俳優のひとりであるティルダ・スウィントンが、強く影響を受けた作家であり、1980年代から親交を深めてきたバージャーの素顔を描くため、ロンドンの映像プロダクション「デレク・ジャーマン・ラボ」と共同で本作を企画、製作を指揮した。
ジョン・バージャーは、ブッカー賞を受賞した1972年の小説「G.」や、世界的ロングセラー「イメージ:視覚とメディア(Ways of Seeing)」(ちくま学芸文庫)で国際的な作家としての地位を確立。近年、韓国で翻訳本が相次いで出版されているほか、フィクションとノンフィクションの手法を織り交ぜながら移民労働者の生活を描いた「第七の男(A Seventh Man)」(黒鳥社)が日本でも刊行されるなど注目されている。本作では、スウィントンとふたりの子ども、そしてバージャーを慕うアーティストたちが彼のもとを訪ね、戦争の記憶、人間と動物、政治とアート、そして次世代への継承について、哲学的な対話が展開される。
公開日: 2025年05月23日
ジョン・バージャーと4つの季節
監督 :
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脚本 :
プロデューサー :
音楽 :
原題:The Seasons in Quincy : Four Portraits of John Berger
2014年 /イギリス /90分
配給 :
公式サイト: https://johnberger4.babelo.co/
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