監督は、短編映画「War Movie」（2005年）で第５回大韓民国映画大賞短編映画部門最優秀賞、「Enlightenment Film」（2010年）で第54回アジア太平洋映画祭脚本賞を受賞し、本作が初の長編映画となるパク･ドンフン。素性を隠して高校の警備員として働く脱北者の天才数学者と、数学の苦手な高校生の、一歩踏み出す勇気と希望に満ちた交流を描く。

学問と思想の自由を求めて脱北した天才数学者ハクソン。彼は正体を隠したまま、英才が集まる名門私立高校の夜間警備員と働いている。不愛想な彼は、学生たちから避けられていたが、ある日、ジウに苦手な数学を教えてほしいと頼まれる。正解だけを求める世の中で悩んでいたジウに、問題を解く「過程」の大切さを教える中で、ハクソンは予期せぬ人生の転換点を迎える。

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