結婚間近だった恋人と破局した間宮は、マッチングアプリで女子高生と会うが、その女子高生は間宮のアパートで自殺してしまう。うろたえて山中に埋めようとするも、いつの間にか死体は消えていた。間宮は、ARアプリ「ミミ」の中で、死んだ女子高生と瓜二つの少女〝明日香〟を発見、彼女の痕跡を追いかけているうちに、現実と幻想の境界が曖昧になっていく。
監督・脚本は、「ドライブ・マイ・カー」(2021年)、「ガンニバル」の脚本を手掛けた大江崇允。海の底に沈んだ鯨の骨の栄養を求めて群がる魚たちを、ARアプリ「ミミ」の中で半バーチャル世界の底に潜り込む人々に重ね、リアルとバーチャルが混濁する現代の寄る辺なさを迷宮ファンタジーとして描き出した。
Ⓒ2023『鯨の骨』製作委員会
公開日: 2023年10月12日
鯨の骨
予告編を見る:
監督 :
出演 :
製作総指揮 :
プロデューサー :
脚本 :
音楽 :
撮影 :
照明 :
美術 :
録音 :
編集 :
衣装 :
ヘアメーク :
VFX :
2023年 /日本 /88分 /G
配給 :
公式サイト: https://www.culture-pub.jp/kujiranohone/
新着記事
フェイクニュースと陰謀論を疑似体験「エンタメ通してワクチンに」「フィクショナル」
黒澤明の大傑作「七人の侍」は、海外で今、どう見られているのか。メルボルン鑑賞リポート
自分の過去が暴かれるかもしれない恐怖を描くスリラー「ディスクレーマー 夏の沈黙」
高倉健没後10年「緋牡丹博徒 二代目襲名」をZ世代ライターが見た「強烈なインパクトを残す主役級の『瞳』」