「ソウ」シリーズや「死霊館ユニバース」のジェームズ・ワンと、「パラノーマル・アクティビティ」シリーズや「ゲット・アウト」（2017年）のジェイソン・ブラムが、「インシディアス」シリーズ以来のタッグを組んだ本作。9歳の少女を守るようプログラミングされたAI搭載の人形に感情が芽生え、やがてそれが狂気に変わるという現代的なテーマを盛り込んだ恐怖を描いた。監督は、ニュージーランド映画 「Housebound（原題）」 で注目を集めたジェラルド・ジョンストン。本作がハリウッド初監督作品となる。また、「ゲット・アウト」のヒロインを演じたアリソン・ウィリアムズが少女を守ろうとする叔母ジェマ役、スピルバーグの「レディ・プレイヤー・ワン」（2018年）で映画デビューを果たした子役バイオレット・マックグロウが少女ケイディを演じる。

交通事故で両親を亡くした9歳の少女ケイディは、叔母のジェマに引き取られることになった。おもちゃメーカー、ファンキ社に勤務するジェマは、「M3GAN（ミーガン）」という開発を中断したAI搭載の人形を実験的にケイディに与えてみる。ミーガンは、ケイディを守るプログラムと学習能力を持つ人形であり、一緒に過ごすうちに閉ざしがちだったケイディの心を癒していく。その様子を見て、上司のデビッドはミーガンの商品化に乗り気になり、役員へのプレゼンも成功する。ケイディは笑顔を取り戻していったが、一方で、周囲では奇妙な出来事が起こり始める。ケイディを噛んだ隣家の犬が失踪し、いじめっ子の男の子が交通事故で亡くなる。不仲だった隣人の女性も殺害される。ジェマはミーガンの危険性を感じ、彼女をシャットダウンする決断をするが、新商品ミーガンを売り出すファンキ社の発表会会場では、想像を絶する惨劇が待ち受けていた。

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