映画24区が手掛ける「自治体」×「食」×「高校生」をコンセプトとした「ぼくらのレシピ図鑑」シリーズの第3弾企画として、山梨放送の地域ドラマとコラボレーションした本作。オール山梨県内ロケのオリジナルドラマで映画化した。主人公の冴えない高校生遠山雄大を演じるのは、歌舞伎を軸に表現者として国内外で様々なチャレンジをしている片岡千之助。その雄大をかわいがり、ハイテンションで馴れ馴れしい洋食屋の店主、桑原猛をドラマ・映画を中心に存在感を発揮する的場浩司が演じている。監督・脚本は、「幸福のスイッチ」（2006年）で劇場デビューし、「あした、授業参観いくから。」（21年）で、Japan film festival los angeles 2022 にて最優秀脚本賞を受賞した安田真奈が務めた。本作の食のテーマ「吉田のうどん」は、富士吉田市のひばりが丘高校うどん部や地元のうどん店が俳優たちへの実技指導などの協力を行っている。

富士吉田市の高校に通う遠山雄大（片岡千之助）は、地味で友達も少なく、学校生活もパッとしない。ある日、酔っ払った洋食店の主人・桑原猛（的場浩司）とぶつかり、怪我をさせた雄大は、買い出しや掃除を手伝いにと、その洋食店に通いだす。そんななか、雄大の高校の「うどん部」が、工事で使えない家庭科室の代わりに部活動をさせてほしいと頼みにくる。地元グルメ「吉田のうどん」のお店を出したり、PR誌を作ったりと、真剣で優秀すぎるうどん部員たちに雄大と猛は圧倒されるが…。

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