初めて訪れる徳島の地で、様々な事情を抱えた地元の人々や、日本で生きるベトナム人たち、そして自然豊かな食材をもとに作られるベトナム料理を通じて、徐々に自分自身の中にある過去のわだかまりと向き合い、生き方を見つめ直していく1人の女性の物語。監督・共同脚本は、「She’s Rain」(1993年)で劇場映画デビューし、「ママ、ごはんまだ?」(16年)や「フィリピンパブ嬢の社会学」(23年)などを手掛けてきた白羽弥仁。主人公の桂木立(りつ)を作家、俳優、歌手などマルチに活躍し、「風の歌が聴きたい」(1998年)以来26年ぶりの映画主演となる中江有里が演じる。
共演には米国のエミー賞やゴールデングローブ賞を総なめにした「SHOGUN 将軍」に出演の金井浩人、「春原さんのうた」(21年)で主演を務め、マルセイユ国際映画祭にて最優秀俳優賞を受賞した荒木知佳、「誰かの花」(21年)の村上穂乃佳、「すとん」(24年)でメインキャストを務める本間淳志、「愛がなんだ」(18年)やNetflix映画「ちひろさん」(23年)などに出演した芝博文、また歌手やミュージカルで活躍する今陽子やミュージシャンの大塚まさじらが参加している。
都会で小さな喫茶店を営む桂木立(中江有里)は、家族や親戚もおらず、余生を1人で生きていこうと決めていた。そんな折、再開発の影響でお店は立ち退きを余儀なくされ、閉店することになる。さらに、健康上の問題も重なり、将来への不安を抱え、茫然とする立。そこに突然、吉野川市から相続に関する通知が届いたことを機に、徳島への移住を決める。
公開:2025年秋
道草キッチン
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エンディング曲 :
2025年 /日本
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公式サイト: https://michikusa-kitchen.com
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