「八月のクリスマス」（1998年）や「危険な関係」（12年）の名匠ホ・ジノ監督が仕掛ける心理サスペンス。出演は、「ペパーミント・キャンディ」（99年）や「オアシス」（02年）などのソル・ギョング、約5年ぶりのスクリーン復帰となるチャン・ドンゴン、ドラマ「夫婦の世界」に出演のキム・ヒエ、「アベンジャーズ / エイジオブウルトロン」（15年）、「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」（18年）などハリウッドでも活躍するクローディア・キムらが共演する。

兄ジェワン（ソル・ギョング）は、道徳よりも物質的な利益を優先して生きてきた弁護士。年下の２人目の妻ジス（クローディア・キム）や10代の娘らと共に豪華マンションに暮らしている。一方、小児科医として働く弟ジェギュ（チャン・ドンゴン）は、どんな時にも道徳的で良心的であることを信念に生きてきた。年長の妻ユンギョン（キム・ヒエ）と10代の息子と共に住む彼は、老いて痴呆気味になった母の介護にも献身的だ。2人は、それぞれの妻を伴って月に1回、高級レストランの個室に集いディナーを共にする。レストランではお得意様であるジェワン夫妻が常に優先され、兄弟家族同士の会話はどこかぎこちない。そんなある夜、2人は子供たちに関する恐るべき秘密に直面し、家族の運命が狂いはじめる。