原作は、「海と日傘」で岸田國士戯曲賞を受賞した劇作家・演出家の松田正隆が、2000年に発表した同名の戯曲。監督は、「アレノ」(2015年)、「海辺の生と死」(17年)の越川道夫。「ザ・ミソジニー」(22年)の河野知美と、「由宇子の天秤」(21年)の梅田誠弘が主演を務める。
男と駆け落ちし、香川・坂出に逃げ着いた女(河野知美)は、体を売って孤独に生きていた。ある雨の晩、海を渡って夫(梅田誠弘)が突然訪ねてくる。会うのは6年ぶりだった。さびれたアパートの部屋で近況を伝え合ううち、お互いの過去が明らかになっていく。男は末期の大腸がんで、余命がわずかだと言う。一方、女は駆け落ち相手の叔父の家に身を寄せたが、叔父に手を出されて身ごもった上、叔母が出した桃の缶詰で食中毒になり流産したと話す。何が本当で、何が嘘なのか。二人が空白の時間を埋めるかのように語らい、体を重ねるにつれ、次第に時空が歪み出す。
「水いらずの星」© 2023松田正隆/屋号 河野知美 映画製作団体
公開日: 2023年11月23日
水いらずの星
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2023年 /日本 /164分 /R15+
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公式サイト: https://mizuirazu-movie.com/
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