ノーベル平和賞候補となり、朝日賞や埼玉県民栄誉賞などを受賞した水墨画で風景画家の丸木位里(1901‐1995)と人間画家の丸木俊(1912‐2000)夫妻は、「原爆の図」「南京大虐殺」「アウシュビッツ」と、一貫して戦争の地獄図絵を描いてきた。2人は、「日本人側から見た記憶を残しておかなければいけない」と、1982年から沖縄戦の取材を始め、1987年までの6年間に「沖縄戦の図」14部を制作した。本ドキュメンタリーは、「沖縄戦の図」全14部を全て紹介し、この制作の過程を辿ることで、「反戦反核の画家」と一言では語り切れない、2人の命に対する眼差しを紹介していくとともに、2人が出会った人たちを通して沖縄戦以降の沖縄の歴史を振り返る。
監督・撮影は、元NHKプロデューサーの映像ジャーナリスト河邑厚徳。2020年に河邑が「沖縄戦の図」に受けた衝撃が本ドキュメンタリーの起点となった。ナレーションをジョン・カビラ、朗読を山根基世が担当する。
2023年6月17日(土)から沖縄県桜坂劇場、6月23日(金)より宮古島よしもと南の島パニパニシネマにて先行公開。
写真:石川文洋
公開日: 2023年07月14日
丸木位里・丸木俊 沖縄戦の図 全14部
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2023年 /日本 /88分
配給 :
公式サイト: https://okinawasennozu.com/
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