監督・脚本は、チョンジュ国際映画祭出品された短編「Hamster」(2016年)、ソウル独立映画祭(SIFF)で審査員賞を受賞した短編「Container」(2018年)、そして、韓国映画アカデミーの卒業制作として製作された本作で長編デビューしたキム・セイン。相手を完全に愛しきることも憎むこともできない「母と娘」の関係を、同じ女性の視点から描き出した本作は、2021年釜山国際映画祭に出品され、ニュー・カレンツ賞やNETPAC賞など5つの部門で受賞。その後、ベルリン国際映画祭のパノラマ部門や東京フィルメックスにも選出された。
30歳を目前に控えたイジョンと母スギョンは、ふたりで団地に同居しているが、若くしてシングルマザーとなったスギョンは、娘が幼い頃から辛く当たり、そんな母に対してイジョンも長年積もり積もった恨みを隠しきれずにいた。ある日、買い物に訪れたスーパーの駐車場で二人はいつものようにケンカになり、車から飛び出したイジョンを母スギョンが轢き飛ばしてしまう。スギョンは「車が突然発進した」と警察に説明するが、イジョンは故意の事故だと疑わず、母を相手に裁判を起こす。そんな中、イジョンは、会社に新しく入社した同僚スヒの気遣いに触れ、彼女に癒しを求めるようになる。一方スギョンも、恋人ジョンヨルとの再婚の話が進んでいた。ようやくふたりはそれぞれの人生を歩むかに思えたが。
公開日: 2023年05月12日
同じ下着を着るふたりの女
監督 :
出演 :
原題:같은 속옷을 입는 두 여자/The Apartment with Two Women
2020年 /韓国 /139分 /G
配給 :
公式サイト: https://movie.foggycinema.com/onajishitagi/
新着記事
この映画を見るのと同時に家に来た妹のような愛犬「少年と犬」スクリーンの中の世界とつながる感覚
この1本:「エミリア・ペレス」 強烈な人間像、重厚に
時代の目:「ベイビーガール」 〝抑圧からの解放〟超えて挑発
「レイブンズ」 写真家・深瀬昌久の人生と異形の愛