22歳でパティスリー世界選手権のチャンピオンに輝き、彗星の如くスイーツ界に登場した若き天才、ヤジッド・イシェムラエンの自叙伝「Un rêve d'enfant étoilé: Ccomment la pâtisserie lui a sauvé（スターを夢見た幼少時代：パティシエが彼を救った理由）」を元に映画化された。

母親の育児放棄で過酷な環境で過ごしている少年ヤジッド（リアド・ベライシェ）にとって、フォスターファミリー（里親）の家で、団欒しながら食べる手作りのスイーツが唯一の楽しみだった。そしていつしか最高のパティシエになることを夢みるようになる。やがて、ヤジッドは、パリの高級レストランに、機転を効かせて見習いとして雇ってもらうチャンスを掴み取る。必死に学び続け、偉大なパティシエたちに従事し、厳しくも愛のある先輩や心を許せる親友に囲まれて充実した日々を過ごすヤジッド。ところが、そんな彼に嫉妬する同僚の策略で、突然仕事を失うことになる。失意のどん底から持ち前の情熱でパティスリー世界選手権への切符をようやく手に入れるが…。

©️DACP-Kiss Films-Atelier de Production-France 2 Cinéma