クイーン・オブ・ダイアモンド

公開日: 2024年05月09日

クイーン・オブ・ダイアモンド

ラスベガスで生きる女性ディーラーの倦怠な日常を描く本作は、ニナ・メンケス監督の妹ティンカ・メンケスが主演した四部作のうちの1作。ほかの3作は「ゾハラの深い悲しみ」(83年)、「マグダレーナ・ヴィラガ」(86年)、「血まみれの子ども」(96年)。

フィルダウス(インドネシア語で「楽園」の意)は、昼は瀕死の老人を介護し、夜はカジノでカードを配る。時には砂漠に浮かぶ湖に友人と出かけたり、恋人に手を上げる隣人に悪態をついたり、行方不明になった夫の消息を探ろうと施設に足を運ぶものの、放たれる言葉や歌声は誰にも届かず、何も変わらないまま一日が過ぎる。

2024年5月10日〜全国順次開催される特集上映「ニナ・メンケスの世界」で日本初公開。

©1991 Nina Menkes ©2024 Arbelos

公式サイト: https://ninamenkesfilmfes.jp/

新着記事