日本をはじめ世界各国でリメークされた「最後まで行く」（2014年）のキム・ソンフン監督作品。実際の韓国人拉致事件をベースにユーモアと緊張感に溢れたアクション作品を撮りあげた。主演を務めたのは、「チェイサー」（08年）や「白頭山大噴火」（19年）のハ・ジョンウ。囚われた人質を果敢に取り戻そうとする外交官を演じた。さらに、ドラマ「宮（クン）〜Love in Palace」や「ジェントルマン」（22年）のチュ・ジフンがコンビを組むタクシー運転手役を務めている。

外交官ミンジュン（ハ・ジョンウ）は、レバノン内戦下のベイルートで姿を消した韓国人外交官が人質として生きているという情報をキャッチする。彼を救うため、身代金を手にレバノンに向かったミンジュンだったが、現地に降り立つや否やギャングに襲われピンチに陥ったところを、タクシー運転手として働く韓国人のパンス（チュ・ジフン）に救われる。協力の見返りを求める現金なパンスと渋々タッグを組んだミンジュンは、戦火が吹き荒れるベイルートの街を突き進んでいく。

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