<ネタバレあり>ホラーから愛の大団円へ「照明店の客人たち」 周到な伏線と鮮やかな転換を検証する
タイトルを聞いたときのイメージは〝こじゃれた照明ショップに集まる男女の、笑いと涙の恋愛群像劇〟。見始めたらぜんぜん違う。ホラーだった! ところが、オカルトなのかサイコスリラーかと思って前のめりになっているところに、第4話の最後で大どんでん返し。さらに後半、謎が明かされた後は怒濤(どとう)の人間ドラマへとなだれ込む。そして最後に気づく。タイトルからの印象、あながち間違いではなかったと。愛の物語なのである。ディズニー+で配信中のドラマシリーズ「照明店の客人たち」、予測不能、ジャンルを横断して突き進み、思わず一気見。同じディズニーで大ヒットした「ムービング」と同じ、ウェブトゥーン作家のカン・プルが原...

勝田友巳
2024.12.24