ジャッキー・チェンの映画初主演作「タイガー・プロジェクト/ドラゴンへの道序章」（1973年）から50周年、「ドランクモンキー酔拳」（78年）で日本に初上陸してから45周年。そして、70歳の節目を迎えたレジェンドの集大成となるアクション作品。ジャッキー・チェンが自身の分身のような峠を過ぎたベテランスタントマンを演じ、劇中には、彼がこれまで演じてきた多くの作品から珠玉のアクションシーンが使用されている。

香港映画界伝説のスタントマンと言われたルオ・ジーロン（ジャッキー・チェン）は、現在は第一線を退き、愛馬チートゥとエキストラなどの地味な仕事をこなす日々を送っていた。ある日、チートウの元の持ち主だった友人ワン（レイ・ロイ）の借金が原因で、チートゥが競売にかけられそうになる。困ったルオは疎遠になっていた一人娘のシャオバオ（リウ・ハオツン）を頼り、シャオバオは恋人の新米弁護士ナイホア（グオ・チーリン）を紹介してくれる。だが、シャオバオは、スタントに入れ込むあまり母と離婚した父を受け入れられずにいた。大企業の総裁ホー（ユー・ロングァン）がチートウに惚れ込み、買い取りたいと申し出るが、ルオは請け合わない。結局裁判で負け、チートウをホーに譲ることになったルオ。シャオバオは、仕事にも家族にも命をかけることでしか愛を伝えられない不器用な父の為に、愛馬を返して欲しいとホーに懇願するが…。

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