「愛の小さな歴史」(2014年)や、「アレノ」(2015年)、「海辺の生と死」(2017年)、「あざみさんのこと」(2020年)、「アララト」(2021年)など、高い文学性と街に生きる人々の生と性を独自の視線で描く越川道夫監督の最新作。本作は、「背中」(2022年)、「さいはて」(2023年5月6日公開)に続く3部作最終章。ヒロインのナズナを演じるのは、舞台や映画、テレビで活躍する実力派俳優・佐久間麻由。遊屋慎太郎が、花草を愛し、ナズナを愛するコタロウを演じる。
画家のナズナ(佐久間麻由)は、恋人のキタムラ(永岡佑)との生活に精神のバランスを崩し、キタムラの元から逃げ出す。出版社に勤めるコタロウ(遊屋慎太郎)の部屋に逃げ込んだナズナは、そのままコタロウと暮らし始める。花や草を愛する優しいコタロウの愛に包まれて、ナズナは落ち着きを取り戻していくが、コタロウの勤める出版社が潰れて収入がなくなったことで、徐々に二人のささやかな生活に亀裂が生じ始める。
©2023 キングレコード
公開日: 2023年05月12日
路辺花草
監督 :
出演 :
プロデューサー :
脚本 :
音楽 :
撮影 :
音響 :
編集 :
メーク :
2023年 /日本 /119分 /R15+
配給 :
公式サイト: https://mayonaka-kinema.com/rohenkasou/
新着記事
史実を熱く劇的に「ボストン1947」 走る美学に魅せられた カン・ジェギュ監督
「ターミネーター」シリーズの根幹にあるものとは⁈ シリーズの変遷を振り返り理解を深めよう
〝詰んだ〟貧困一家を襲う悪霊 実録オカルトホラー「デリヴァランス 悪霊の家」の恐怖と痛々しさ
この1本:「ナミビアの砂漠」 フワフワ、今の空気映す