「愛の小さな歴史」(2014年)、「アレノ」(2015年)、「海辺の生と死」(2017年)、「あざみさんのこと」(2020年)、「アララト」(2021年)など、街に生きる人々の生と性を独自の視線で描く越川道夫監督の最新作。ヒロイン・モモは、本作が長編映画初主演となる北澤響。哀しみを抱えた少女を瑞々しく演じる。人生に絶望した男・トウドウは、「偶然と想像」(2021年)、「よだかの片想い」(2021年)、「いとみち」(2021年)、「愛なのに」(2022年)などの 中島歩が演じている。
居酒屋で知りあった若い女性モモと、40歳の男性トウドウ。夜の街で「靴が鳴る」を手をつなぎ歌いながら歩く二人は、互いを求め身体を交わす。翌朝、「道行みたいだね」と語るトウドウの、その言葉の意味を理解したモモは、黙って彼に泣きつく。それぞれに辛い過去を持つ二人は海を目指して、この世界から逃げる事にする。
©2023 キングレコード
公開日: 2023年05月05日
さいはて
予告編を見る:
監督 :
出演 :
プロデューサー :
2023年 /日本 /113分 /R15+
配給 :
公式サイト: https://mayonaka-kinema.com/saihate/
新着記事
フェイクニュースと陰謀論を疑似体験「エンタメ通してワクチンに」「フィクショナル」
黒澤明の大傑作「七人の侍」は、海外で今、どう見られているのか。メルボルン鑑賞リポート
自分の過去が暴かれるかもしれない恐怖を描くスリラー「ディスクレーマー 夏の沈黙」
高倉健没後10年「緋牡丹博徒 二代目襲名」をZ世代ライターが見た「強烈なインパクトを残す主役級の『瞳』」