日本が真珠湾攻撃をする7日前の1941年12月1日、魔都と呼ばれる上海に、新作舞台「サタデー・フィクション」で主役を演じるため人気女優のユー・ジン(コン・リー)が現れる。ユー・ジンには、幼い頃、フランスの諜報部員ヒューバート(パスカル・グレゴリー)に孤児院から救われ、諜報部員として訓練を受けた過去があり、銃器の扱いに長けた「女スパイ」という裏の顔があった。その頃、上海では日中欧の諜報部員が暗躍し、機密情報の行き交う緊迫したスパイ合戦が繰り広げられていた。そして2日後の12月3日、日本から海軍少佐の古谷三郎(オダギリジョー)が海軍特務機関に属する梶原(中島歩)と共に、暗号更新のため上海にやってくる。ヒューバートはユー・ジンに告げる。「古谷の日本で亡くなった妻は君にそっくりだ」と。それは、古谷から太平洋戦争開戦の奇襲情報を得るためにフランス諜報部員が仕掛けたマジックミラー作戦の始まりだった。
©YINGFILMS
公開日: 2018年12月31日
サタデー・フィクション
予告編を見る:
監督 :
出演 :
プロデューサー :
脚本 :
編集 :
原題:蘭心大劇院/ Saturday Fiction
2023年 /中国 /126分 /G
配給 :
新着記事
大ヒット公開中「インサイドㆍヘッド2」スタッフが日本人とのコラボレーション短編映画で快挙!
この1本:「ヒューマン・ポジション」 繊細さに硬派なひと筆
特選掘り出し!:「ぼくのお日さま」 思春期へ柔らかなまなざし
「ヒットマン」 実話とフィクションのバランスも絶妙の犯罪コメディー