中島弘象による実体験を記した「フィリピンパブ嬢の社会学」(新潮新書)を原作に、「能登の花ヨメ」(2008年)や「ママ、ごはんまだ?」(16年)を手がけた白羽弥仁がメガホンをとり映画化。フィリピンパブの裏側で未だ行われている偽装結婚と、多文化共生のあり方を描いた。主人公の中島翔太役は、「奇跡」(11年)で、弟の前田旺志郎とダブル主演した前田航基。全国オーディションで選ばれた映画初出演となる一宮レイゼルが、ヒロインのフィリピンパブ嬢ミカを演じる。さらに、近藤芳正や勝野洋、田中美里、仁科貴、津田寛治、飯島珠奈に加え、「PLAN 75」(22年)のステファニー・アリアンが共演する。
大学でフィリピンパブを研究対象にしていた大学院生・中島翔太(前田航基)は、パブで出会ったフィリピン人女性のミカ(一宮レイゼル)に言い寄られ、付き合いはじめるが、彼女は偽装結婚していたことが後になって判明する。月給6万円、ゴキブリ部屋に監視付、休みは月に2回だけの過酷な生活環境で、ミカはめげることなく働き続け、故郷の両親の元に翔太を連れていく。いつしか彼女を大切に思う気持ちが強まっていった翔太は、ミカに懇願されてヤクザの元に乗り込むが…。
© 2023「フィリピンパブ嬢の社会学」製作委員会
公開日: 2024年02月16日
フィリピンパブ嬢の社会学
監督 :
出演 :
プロデューサー :
原作 :
脚本 :
音楽 :
撮影 :
照明 :
美術 :
録音 :
編集 :
衣装 :
ヘアメーク :
2023年 /日本 /114分
配給 :
公式サイト: https://mabuhay.jp/
新着記事
Z世代が推す高倉健「ホタル」健さんの魅力は底なし沼のように果てしない
「グラディエーター」でラッセル・クロウの闘志をかきたてたひと握りの土
この1本:「ドリーム・シナリオ」 小さな幸せのありか
特選掘り出し!:「地獄でも大丈夫」 善悪の境目をさまよう