「息を殺して」(2014年)や、ダミアン・マニベルとの共同監督作「泳ぎすぎた夜」(17年)などの五十嵐耕平監督作品。短編「水魚之交」(23年)を基に製作された本作は、短編に続き「あずきと雨」(23年)などの久保寺晃一が共同脚本を務めている。出演は、佐野役を短編に引き続き「TOCKA[タスカー]」(22年)や「愛にイナズマ」(23年)、「浜の朝日の嘘つきどもと」(21年)の佐野弘樹。、宮田役を「サボテンと海底」(22年)や「TOKYO VICESeason2」(23年)、「悪は存在しない」(23年)の宮田佳典が務める。
2023年8月19日、伊豆の海辺のリゾートホテルを訪れた幼馴染の佐野と宮田。今は閑古鳥が鳴き、まもなく閉館を迎えるこのホテルでは、アンをはじめとしたベトナム人の従業員たちが、ひと足早く退職日を迎えようとしていた。観光地に来ていながら、佐野と宮田の間には暗いムードが漂う。佐野は、5年前にここで出会い、恋に落ちた妻・凪を最近亡くしたばかりだった。妻との思い出に固執し自暴自棄になる姿を見かねて、宮田は友人として助言をするものの宮田の言葉は佐野には届かない。2人は少ない言葉を交わしながら、閉店してしまった思い出のレストランや遊覧船を巡り、かつて失くした赤い帽子を探し始める。翌朝、眠れないまま部屋へ戻ってきた佐野の耳に、懐かしいメロディが聴こえてくる。
©2024 NOBO/MLD Films/Incline/High Endz
公開日: 2024年09月26日
SUPER HAPPY FOREVER
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2024年 /日本、フランス /94分 /G
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公式サイト: https://shf2024.com/
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