1920年代のアメリカで起きた冤罪事件、サッコ＝バンゼッティ事件。イタリア移民のニコラ・サッコとバルトロメオ・バンゼッティが強盗殺人事件の容疑者として逮捕され死刑判決が出る。当初から偏見による判決と、アメリカ国内だけでなく、イタリアやヨーロッパなど各地でデモが行われるなど、大きな抗議活動に発展する。しかし、27年に死刑を執行。77年には調査の結果、事件の舞台となったマサチューセッツ州が誤認逮捕と冤罪であったと公表する。本作は、その人種的、思想的差別と偏見に満ちた裁判の一部始終を映画化した。

2024年4月19日（金）より開催の「エンニオ・モリコーネ特選上映 Morricone Special Screening×2」で上映。

©UNIDIS JOLLY FILM