監督は、ジョージア出身の新星アレクサンドレ・コべリゼ。本作がドイツ映画・テレビアカデミー(DFFB)の卒業制作作品。2021年の第71回ベルリン国際映画祭コンペティション部門にも選出された。音楽は監督の兄弟ギオルギ・コベリゼ、劇中に登場する映画監督とカメラマンはコベリゼ監督の両親が演じている。1組の男女にかけられた恋の魔法と永遠に会えない呪いを、とぼけた味わいと温かな手触りで描くラブストーリー。
通勤中のリザが落とした水色の表紙の本を拾ってあげるギオルギ。たった数秒、言葉を交わしただけの2人が夜の道で再会する。偶然の出来事に、明晩8時に白い橋を見渡せる川沿いのカフェで会う約束だけして別れる。しかし、その直後、交差点の木や監視カメラ、雨どい、風がリザにそっと伝える、“邪悪な呪いがかかった”と。翌朝外見が変わってしまったリザ。ギオルギもまた邪悪な呪いによって外見が変わっていた。それでも、2人は約束した川沿いのカフェに向かう。待ち人の姿が変わっているとは知らずに。
© DFFB, Sakdoc Film, New Matter Films, rbb, Alexandre Koberidze
公開日: 2023年04月06日
ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう
予告編を見る:
監督 :
出演 :
脚本 :
音楽 :
撮影 :
美術 :
編集 :
衣装 :
原題:Ras vkhedavt, rodesac cas vukurebt?
2020年 /ジョージア、ドイツ /150分 /G
配給 :
公式サイト: https://georgia-cafe.com/
新着記事
フェイクニュースと陰謀論を疑似体験「エンタメ通してワクチンに」「フィクショナル」
黒澤明の大傑作「七人の侍」は、海外で今、どう見られているのか。メルボルン鑑賞リポート
自分の過去が暴かれるかもしれない恐怖を描くスリラー「ディスクレーマー 夏の沈黙」
高倉健没後10年「緋牡丹博徒 二代目襲名」をZ世代ライターが見た「強烈なインパクトを残す主役級の『瞳』」