ボクシングを通して人の本当の強さとは何かを問いかけるボクシングロードムービー。監督・共同脚本は、「高崎グラフィティ。」(第一回未完成映画グランプリ、第32回高崎映画祭クロージング作品)以来、7年ぶりに2本目のオリジナル長編映画となる川島直人。自信過剰な荒くれものでありながら、優しい兄貴分の一面も見せるボクサーのテルを演じるのは、第10回TAMA映画賞最優秀新進男優賞を受賞した吉村界人。テルの弟分であるベンを「佐々木、イン、マイマイン」(20年)や「Cloud クラウド」(24年)などで注目の若手バイプレイヤーの三河悠冴が演じた。
新人王最有力候補ボクサーの冴木輝彦(通称:テル)と、コミュニケーションが苦手な友原勉(通称:ベン)。同じ団地で兄弟のように育ち、ベンにとってテルは憧れであり、絶対だった。だが、そんなテルが新人王決定戦で北澤に負けてしまう。テルは敗北後も何事もなかったかのように振る舞うが、生活は少しずつ荒み、遊び呆けるようになる。まるでボクシングなど初めから興味がなかったようにすら見えるその姿が、ベンを不安にさせる。憧れだったテルを失うことに耐えられないベンは、テルのグローブを持ち出して、「テルは負けない」「テルは負けない」と何度も呟きながら宿敵・北澤に復讐を誓い、歩き始める。
公開日: 2025年01月09日
Welcome Back
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2024年 /日本 /119分
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公式サイト: https://welcomeback-movie.com/
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