ウィニー・ホルツマンが脚本、スティーブン・シュワルツが作詞作曲を手掛け、20年以上愛されてきたミュージカル劇「ウィキッド」の映画化。「オズの魔法使い」のもう一つの物語である2人の魔女の知られざる友情を描く。監督は、「クレイジー・リッチ!」（2018年）や「イン・ザ・ハイツ」（21年）のジョン・M・チュ。エミー賞やグラミー賞、トニー賞の数々の受賞歴を持つ実力派シンシア・エリボと、「Thank U, Next」や「We Can't Be Friends（Wait for Your Love）」など数多くのヒット曲で世界的な人気を誇るアーティストのアリアナ・グランデが主演する。先行公開されている北米では、公開3日間の興業収入が175億円を記録し、ブロードウェイミュージカルの映画化作品として「レ・ミゼラブル」（12年）を抜き、過去最高のオープニング成績となっている。第82回ゴールデングローブ賞にて作品賞（コメディ・ミュージカル部門）、主演女優賞（シンシア・エリボ）、助演女優賞（アリアナ・グランデ）にノミネートされた。

誰よりも優しく聡明でありながら家族や周囲から疎まれ孤独なエルファバと、誰よりも愛され特別であることを望むみんなの人気者グリンダ。魔法と幻想の国オズにある「シズ大学」で出会った2人は、大学の寮で偶然ルームメイトになる。見た目も性格も魔法の才能も異なる2人は、反発し合うが、やがて互いの本当の姿を知り、かけがえのない友情を築いていく。ある日、誰もが憧れる偉大なオズの魔法使いに特別な力を見出されたエルファバは、グリンダとともに彼が司るエメラルドシティへ旅立ち、そこでオズに隠され続けていた〝ある秘密〟を知る。それは、世界を、そしてふたりの運命を永遠に変えてしまうものだった…。