映画の作り手と、映画の書き手。その、ひとつのコラボレーションの形! 大学生ライターが書いた「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」のコラムを元キネ旬編集長が評価する
大学生のひとシネマライター青山波月さんが書いた映画コラムを読んで、元キネマ旬報編集長・関口裕子さんがこうアドバイスをしました(コラムはアドバイスの後にあります)。 書きっぷりもしたたか、かつ見事。 ものごとを伝えるとき、それについて単刀直入に語るのが伝わりやすいのか? はたまた相手の理解しやすいことに置き換えて語るのが分かりやすいのか? やり方はさまざまにある。 青山さんのコラムはたぶん後者だろう。一見、自分の考えを語っているように感じるが、実際は読む同世代の人々に、なるべく興味を持ってもらうべく共感部分を作ろうと、話のポイントを作っている。 青山さんが大好きだと語る、白城さんと...

関口裕子

青山波月
2023.8.12