つだ ふじお
監督「電光空手打ち」(1956年)「流星空手打ち」(1956年)
5年で日本を3000キロ縦断 東北の震災で家族を失ったジャーマンシェパード犬の多聞(たもん)は、離れ離れになった大切な人に会うため5年の歳月をかけて日本を3000キロ縦断する。その途中で出会った人々は多聞と過ごす時間のなかで心が癒やされ人生に希望を見いだしていく。人と人とをつなげながら旅する多聞はどこへ向かっているのか――。 「ラーゲリより愛を込めて」にもクロという犬が 瀬々敬久監督、林民夫脚本と言えば「ラーゲリより愛を込めて」が記憶に新しい。戦後10年、ラーゲリ(収容所)で強制的に働かされた日本人たち。この生活はいつまで続くのか、果たして祖国に帰れる日は来るのか……と希望を見い...
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2025.3.10
青春空手映画シリーズ第2作。東京に出た勇作(高倉健)は、師匠・名越義仙(山形勲)のもとを訪ねることもなく空手の神髄を求めて彷徨っていた。ある日、与太者に襲われた学生・耕三(波島進)を救出したことが縁で彼の家に住むことになる。一方、愛国党の庇護を受けている赤田一派は、相変わらず義仙と勇作を付け狙っており、ついに義仙を襲撃。しかし駆けつけた勇作の働きもあって、赤田一派を撃退する。(追悼特別展「高倉健」図録より)
高倉健のデビュー作にして初主演作の青春空手映画。舞台は沖縄。勇作(高倉健)は沖縄空手の師匠・名越義仙(山形勲)の弟子として日夜修行に励んでいる。空手の大会が東京で行われることになって、沖縄代表に義仙が指名される。敵対する流派の怒りが収まらず妨害を仕掛け、義仙を擁護する師匠・空典(加藤嘉)と娘の志那子(浦里はるみ)も襲われる。しかし、義仙は復讐を認めなかった。勇作は愛する志那子を残して、東京へ旅立つ。(追悼特別展「高倉健」図録より)