つだ ふじお
監督「電光空手打ち」(1956年)「流星空手打ち」(1956年)
「津田不二夫」記事件数
「希望とは、目覚めている人間が見る夢である。」 有名な哲学者アリストテレスが残した名言の一つである。では、希望を持つことができないとはどういうことなのか……。 周りから完全に遮断された閉鎖的な世界で、変わることを禁じられた人々が「生きよう」とする世界。映画「アリスとテレスのまぼろし工場」について語っていく。 変化することを禁止 14歳の菊入正宗はいつものように仲間たちと普通の毎日を過ごしていた。ある日、町の製鉄所爆発事故により町が一変。空に謎のひび割れができ、時が止まってしまった。再び町が元に戻った時に支障をきたさないよう、変化することを町民一同禁止し、正宗たち学生は〈自分確認票〉...
堀陽菜
PRワーナーブラザース映画、MAPPA
2023.9.13
青春空手映画シリーズ第2作。東京に出た勇作(高倉健)は、師匠・名越義仙(山形勲)のもとを訪ねることもなく空手の神髄を求めて彷徨っていた。ある日、与太者に襲われた学生・耕三(波島進)を救出したことが縁で彼の家に住むことになる。一方、愛国党の庇護を受けている赤田一派は、相変わらず義仙と勇作を付け狙っており、ついに義仙を襲撃。しかし駆けつけた勇作の働きもあって、赤田一派を撃退する。(追悼特別展「高倉健」図録より)
高倉健のデビュー作にして初主演作の青春空手映画。舞台は沖縄。勇作(高倉健)は沖縄空手の師匠・名越義仙(山形勲)の弟子として日夜修行に励んでいる。空手の大会が東京で行われることになって、沖縄代表に義仙が指名される。敵対する流派の怒りが収まらず妨害を仕掛け、義仙を擁護する師匠・空典(加藤嘉)と娘の志那子(浦里はるみ)も襲われる。しかし、義仙は復讐を認めなかった。勇作は愛する志那子を残して、東京へ旅立つ。(追悼特別展「高倉健」図録より)