きたみね ゆうじ
自衛隊を舞台とした青年たちの熱き想いを描くアクション。第八空挺部隊の滝(南廣)は太平洋戦争の生き残りとして部下の訓練を厳しく査察している。特に目に余るのが石倉小隊の連中で、石倉(今井健二)は、自衛隊もスポーツの場としかとらえておらず、しかも滝の妻の妹・和子(小林裕子)と恋仲だ。滝は石倉に無分別と勇気を一緒にする奴は叩きのめすと怒る。そして過酷な合同演習の日がやってきた。高倉健は岡田一佐役出出演。(特別追悼展「高倉健」図録より)
青春空手映画シリーズ第2作。東京に出た勇作(高倉健)は、師匠・名越義仙(山形勲)のもとを訪ねることもなく空手の神髄を求めて彷徨っていた。ある日、与太者に襲われた学生・耕三(波島進)を救出したことが縁で彼の家に住むことになる。一方、愛国党の庇護を受けている赤田一派は、相変わらず義仙と勇作を付け狙っており、ついに義仙を襲撃。しかし駆けつけた勇作の働きもあって、赤田一派を撃退する。(追悼特別展「高倉健」図録より)
高倉健のデビュー作にして初主演作の青春空手映画。舞台は沖縄。勇作(高倉健)は沖縄空手の師匠・名越義仙(山形勲)の弟子として日夜修行に励んでいる。空手の大会が東京で行われることになって、沖縄代表に義仙が指名される。敵対する流派の怒りが収まらず妨害を仕掛け、義仙を擁護する師匠・空典(加藤嘉)と娘の志那子(浦里はるみ)も襲われる。しかし、義仙は復讐を認めなかった。勇作は愛する志那子を残して、東京へ旅立つ。(追悼特別展「高倉健」図録より)