Kirill Serebrennikov
1969年9月06日 生まれ
監督「インフル病みのペトロフ家」(2021年)「LETO -レト-」(2018年)
「キリル・セレブレンニコフ」記事件数
3年ぶり5月開催でにぎわい復活 第75回カンヌ国際映画祭が5月17日(日本時間18日)、南仏・カンヌで開幕する。コロナ禍の影響で一昨年は実質中止、昨年は時期をずらしての開催で、通常通りの5月開催は3年ぶり。コロナで参加を控えていたスターたちも参集し、主会場のパレ・デ・フェスティバルはカンヌらしい華やかなにぎわいを取り戻しそうだ。 大物勢ぞろいも、女性監督は少数 最高賞のパルムドールなどを競うコンペティション部門には、21作品が選出された。是枝裕和監督は「ベイビー・ブローカー」で、パルムドールを受賞した2018年の「万引き家族」以来のコンペ入り。もっとも今作は韓国資本で、国籍...
2022.5.15
昨秋公開された山崎貴監督による「ゴジラ-1.0」の興奮冷めやらぬこの春、アメリカから同作を超えんばかりのモンスター映画がやってきた。ゴジラ70周年×「モンスター・ヴァース」シリーズ10周年作品「ゴジラxコング 新たなる帝国」(2024年4月26日全国公開)である。すでに公開国では驚異的大ヒットを記録している。その魅力はいかなるものか? 「ひとシネマ」編集部の目でご案内しよう。 ◎魅力1◎ゴジラとコングの位置付け 「モンスター・ヴァース」でのゴジラ像は日本版ゴジラ像とは異なる。どこか宗教的なたたずまいを漂わす日本版に対して、「モンスター・ヴァース」版は、比類なき物理的パワーが...
ひとシネマ編集部
PR東宝
2024.4.25
「LETO -レト-」(2018年)や「インフル病みのペトロフ家」(21年)などのキリル・セレブレンニコフ監督が2016年に発表した本作。マリウス・フォン・マイエンブルクの戯曲「Martyr(殉教者)」に基づき、宗教的原理主義に傾倒する⻘年と、彼を取り巻く⺟親や教師、クラスメートたちをスリリングかつコミカルに描いた。 ロシア郊外に住む10代の⾼校⽣ヴェーニャは、⽔泳の授業を何週間も休んだことで、⺟親のもとに校⻑先⽣から電話がかかってくる。理由を問い詰めると「⽔泳は信仰に反する」と答えたヴェーニャは、聖書を持ち歩いて過激な宗教思想を説いて回り、学校の教師やクラスメートたちと衝突していく。 日...