韓国5大メジャー対竹やり日本の奇跡 「侍タイムスリッパー」は世界映画界の新しい成功モデル
カンヌから届いた一枚の写真で始まった2023年5月22日の朝が今でも忘れられない。映画祭のメイン上映館であるリュミエール大劇場、2300席に及ぶ客席をぎっしりと埋め尽くす観客、ミッドナイトスクリーニング部門正式出品作「プロジェクト・サイレンス」の上映が終わっていた。23年前、復学生と現役の3年生として出会った中央大学演劇映画学科の後輩、金泰坤(キムㆍテゴン)の2本目の長編商業映画。デビュー作から7年という長い待ち時間を無駄にしないほどの大作で、20億円近くの予算がかかったCJ ENMのブロックバスターだった。「やった」。スマホを見ながらベッドで歓声を上げた。自分のことのように興奮せずにはいられ...

洪相鉉
2024.12.30