たけばやし りょう
「MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」監督
東京都内のある児童養護施設で暮らす子どもたちや、施設を卒園して学生や社会人として生きる若者たちを丹念に追ったドキュメンタリー映画。俳優の斎藤工がプロデュースしている。 竹林亮監督は低い視点からのカメラワークで、一人一人の生活に密着し、彼らの言葉や生き様を映し出す。親との死別や親の病気、経済的事情、虐待など、さまざまな理由から施設で暮らす子どもたち。仲間同士で騒いだり、笑顔で施設を案内したりする姿は明るく見えるが、彼らにじっくり話を聞くと、心の奥がにじみ出てくる。 多くの子どもたちは、施設で共に暮らす仲間や職員との関係を<家族とは違う>と表現する。家族はあくまで別の所にいる。その思いが切なく...
2024.12.06
先週の会議でも同じ議論をしていなかった? 先々週も徹夜で企画書を作っていたような。などと思いながらも、とにかく目の前の仕事をやっつけて1週間を終え、そしてまた新たな1週間を迎えるはずのあなたにぜひ見てほしい。 繰り返しの日常から脱出 月曜の朝、広告代理店に勤務する吉川(円井わん)は、会社のデスクで目を覚ます。憧れていた会社から声がかかり、この仕事が終わったら転職しようと昼も夜も週末もなく働いていた。そんな吉川に後輩2人がこう告げる。「僕たちは同じ1週間を繰り返しています」。このループから抜け出すにはどうしたらいいのか。吉川と後輩たちは仕事をこなしつつ、脱出のための挑戦を続ける。 タイム...
2022.10.14
東京のとある児童養護施設で、さまざまな事情で親と離れて暮らす子どもたちの日々を見つめたドキュメンタリー。俳優として第一線で活躍する齊藤工が訪れたある児童養護施設で出会った子どもたちの目が忘れられず、「14歳の栞」(2021年)の竹林亮監督に本企画を相談したことでプロジェクトがスタートした。齊藤に加え、竹内も何度も施設を訪問、子どもたちと交流を重ねていきながら、彼らの思いや葛藤、そして成長を記録していった。 ©CHOCOLATE
月曜の朝、広告代理店に勤務し、 プレゼン資料の準備で忙しい 吉川(円井わん)は会社のデスクで目を覚ます。 後輩2人が告げたのは、「僕たち、同じ一週間を繰り返しています!」 小さなオフィスで起きた、"社員全員タイムループ"。それぞれの様々な思惑が交錯しながら、このタイムループから抜け出すための挑戦が始まる。 ©CHOCOLATE Incsub1