Mohammad Rasoulof
1972年11月15日 生まれ
映画監督、脚本家「ぶれない男」(2017年)監督・脚本、第70回カンヌ国際映画祭「ある視点部門」ある視点賞受賞。「悪は存在せず」(2020年)監督・脚本、第70回ベルリン国際映画祭金熊賞受賞。
反政府デモが行われているイラン。国家公務に従事するイマン(ミシャク・ザラ)は念願の予審判事に昇進する。しかし、仕事内容は反政府デモ逮捕者の起訴状を捏造(ねつぞう)することだった。そんなさなか、護身用に支給された銃が家から消える。銃を隠したのは、誰なのか。任務を遂行しようとするイマン、家庭の平穏を優先する妻ナジメ(ソヘイラ・ゴレスターニ)、自由を求める2人の娘。それぞれの思いが交錯し家族が分断されていく様が、サスペンスフルに描き出される。 背景にあるのは、ヒジャブ着用の取り締まりを受け、身柄を拘束された女性の死をきっかけにした2022年の〝女性・命・自由〟運動。この家族がイラン社会の縮図である...
2025.2.14
2月13日、東京・目黒の目黒パーシモンホールにて行われた第79回毎日映画コンクールの贈呈式。受賞者がそれぞれの喜びや感動を自らの声で伝えました。その模様の写真を日本橋室町のCOREDO室町1B1エスカレーター横にて展示します。監督・俳優部門受賞者が電照パネル・ルーファスにて掲示されます。パネルの中のQRコードを読み込めばひとシネマ内の第79回毎日映画コンクールの記事が読むことができます。期間は3月18日(火)~4月7日(月)。 なお、期間中イベントの模様を「#第79回毎日映画コンクール」を付けてX、Facebook、Instagramにアップすると抽選で 「 TOHOシネマズ日本橋 」 ...
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2025.3.10
2022年に実際に起き、社会問題となった、ある若い女性の不審死に対する市民による政府抗議運動が苛烈さを増すイランを背景に、家庭内で消えた一丁の銃を巡って誰も知らない家族の顔が炙り出されていくサスペンススリラー。監督・脚本は、第70回カンヌ国際映画祭ある視点賞を受賞した「ぶれない男」(2017年)や第70回ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞した「悪は存在せず」(20年)のモハマド・ラスロフ。本作は、第77回カンヌ国際映画祭審査員特別賞を受賞するが、本作がカンヌコンペティションに選出されると、イラン政府は本作の上映延期を求め、ラスロフ監督に禁錮刑の判決を出すなど圧力をかけたため、ラスロフ監督は数名の...