2024年もたくさんの映画が、私たち映画ファンを楽しませてくれました。ひとシネマライターが、映画、動画配信サービスの作品から今年の10本、そして2025年の期待作を選びました。年末年始、鑑賞のおともに、どうぞ!
2024.12.30
筒井康隆×吉田大八×長塚京三=「敵」東京国際映画祭グランプリ:2025年の期待作 勝田友巳
「敵」(吉田大八監督)1月17日公開
「ドールハウス」(矢口史靖監督) 初夏公開
「ミッキー17」(ポン・ジュノ監督) 6月6日公開
長澤まさみ×矢口史靖「ドールハウス」も楽しみ
「敵」は東京国際映画祭で一足先に鑑賞。東京グランプリにたがわぬ快作。老いを主観から描くという筒井康隆の原作小説の世界を、長塚京三主演、モノクロで映像化。辛気くさいというなかれ、生々しくも滑稽(こっけい)で、緊迫感もあるブラックコメディー。「ドールハウス」は長澤まさみと矢口史靖、オリジナルの独創性に期待。ついにハリウッドメジャーのポン・ジュノ、「ミッキー17」は試金石。楽しみ。