2024年もたくさんの映画が、私たち映画ファンを楽しませてくれました。ひとシネマライターが、映画、動画配信サービスの作品から今年の10本、そして2025年の期待作を選びました。年末年始、鑑賞のおともに、どうぞ!
2024.12.28
新人の驚くべき力量「金子差入店」:2025 年の期待作 洪相鉉
「嗤う蟲」1月24日公開
「ひとりたび」2025年公開
「金子差入店」2025年公開
驚くべき力量が光る新人に期待
「Can't wait」という表現がぴったり合う2025年の日本映画ラインアップは、「ミッドサマー」に負けない城定秀夫のビレッジ<狂宴>スリラー「嗤う蟲」への期待で始まる。「朝がくるとむなしくなる」で新進気鋭の女性作家としての存在を印象づけた石橋夕帆の新作で、すでに韓国の観客を感動させた「ひとりたび」も期待される中、何より筆者が応援したいのは、満を持して登場した新人の驚くべき力量が光る古川豪の「金子差入店」である。劇場で感動の涙を流す数多くの機会が、まだまだ我々を待っているのだ。