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2024.5.12
大泉洋主演「ディア・ファミリー」 松村北斗「後に残る感動作」でも舞台あいさつは爆笑の渦
「ディア・ファミリー」(毎日新聞社など製作委員会)の完成披露試写会が13日、東京都内で行われ、上映前に主演の大泉洋はじめ妻役の菅野美穂、3人の娘を演じた福本莉子、川栄李奈、新井美羽、カテーテル開発に関わった大学教授役の光石研、研究医役の松村北斗、上杉柊平ら出演者と月川翔監督が登壇し、舞台あいさつした。 難病の次女を救うため私財を投じて人工心臓の開発に取り組んだ工場主が、娘の死後、画期的なカテーテルを発明するまでの物語。実話を基にした。
撮影中から手応え感じた
父親を演じた大泉は「撮影中から手応えを感じ、多くのシーンで胸が熱くなった。勇気をもらえる映画」と話した。妻役の菅野は「つらい現実を乗り越えて、前に進んで行こうとエールを送る作品。自分でもいい映画になったと素直に言える」、次女を演じた福本は「実話とは思えない奇跡的な話。苦しいところもあるが、見終わって勇気をもらえる」など口々に話した。
研究医役として、少し離れた立場から家族の物語を見たという松村は、「感動した。泣けたとか気持ちいいといった消費的なものではなく、後まで残る感動が詰まっていた」。月川監督も「身近な人を助けたいという思いから世界の人を救った、愛情に満ちた奇跡の物語。多くの人に深く届けたいと思い、手応えも感じている」とアピールした。
映画は感動物語だが、舞台あいさつはサービス精神旺盛な大泉のおかげで爆笑の連続。「現場でずっとふざけていた」と光石のことを暴露したり、「現場の初日にはなるべく安い服を着ていく」という松村に、「バリバリのハイブランドだったじゃないか!」と突っ込んだり。会場を沸かせた後で、最後に「このあいさつは全部忘れて、素晴らしい実話の物語を楽しんで」と締め、再度大きな拍手を浴びていた。
映画は6月14日、全国公開される。
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