2022年も残りわずか。たくさんの作品が公開、配信されました。7月の上半期総決算に続いて、ひとシネマ執筆陣が1年を総まくり、「ゆく年」編は22年の10本を選出しました。返す刀の「くる年」編で、23年の期待作も紹介します。題して「ひとシネマ的ゆく年くる年」。年末年始の鑑賞ガイド、新年のカレンダーとしても、ご活用を。
2022.12.17
2022年総決算 くる年編 後藤恵子
2023年公開作品で、個人的にこれは良さそうと思う映画をピックアップ。完全に個人の趣味によっています。
ファン目線でピックアップ
「モリコーネ 映画が恋した音楽家」(ジュゼッペ・トルナトーレ監督、1月13日公開)
「ニュー・シネマ・パラダイス」のジュゼッペ・トルナトーレ監督の新作は、映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネに迫ったドキュメンタリー。巨匠のキャリアをトータルで振り返りたい。
「長くつをはいたネコと9つの命」(ジョエル・クロフォード監督、3月17日公開)
前作の「長ぐつをはいたネコ」が面白かったので、今回も期待したい。毒舌なネコというキャラクターも良い。
「午前4時にパリの夜は明ける」(ミカエル・アース監督、4月公開予定)
シャルロット・ゲンズブールのファンなので新作は見ておきたい。監督は「アマンダと僕」で2022年の東京国際映画祭でグランプリと脚本賞を受賞したミカエル・アース監督。