麻薬王エスコバルがナミビアからカバを奪って南米に連れ帰るが、カバは逃げだし、やがて人間に殺される。〝アメリカで殺された唯一のカバ〟の、時と場所を越えて漂い、アフリカーンス語やスペイン語など複数の言語を行き来する独白を通して、植民地で支配された人々のアイデンティティーや、人間と自然との関係を批判的に浮き彫りにする。第74回ベルリン国際映画祭で監督賞。
© Monte & Culebra
ペペ
監督 :
原題:Pepe
2023年 /ドミニカ、ナミビア、ドイツ、フランス /122分
新着記事
「スター・ウォーズ」の影響を感じる、アナログ感あるロボットたちが大活躍するアドベンチャー映画 「エレクトリック・ステイト」
あけっぴろげなゲイ描写と夜闇の不穏さ 伝説的LGBTQスリラーが公開「湖の見知らぬ男」
この1本:「教皇選挙」 人間くさい情報戦
特選掘り出し!:「ミゼリコルディア」 暗い愛憎渦巻くスリラー