監督・脚本は、森田芳光監督、石井岳龍監督、犬童一心監督、行定勲監督、山崎貴監督ら日本映画界を代表する監督たちの右腕として、幅広いジャンルで研鑽を積んだ工藤将亮。初長編監督作「アイム・クレイジー」(2017年)で第22回富川国際ファンタスティック映画祭にてNETPAC 賞(最優秀アジア映画賞)を受賞。コロナ禍でのステイホームが出来ない若者を描いた「未曾有」(2021年)に続き、本作が長編第3作目。貧困の連鎖や暴力に抗おうともがく若者の姿を通して、〝次の世代に残してはいけない問題〟を描いた。
17 歳のアオイ(花瀬琴音)は、夫のマサヤ(佐久間祥朗)と幼い息子の3人で暮らしている。おばあに息子を預け、友達の海音(石田夢実)と朝までキャバクラで働いている。マサヤは仕事を辞め、アオイへの暴力は日に日に酷くなっていく。キャバクラで働けなくなったアオイは、マサヤに僅かな貯金も奪われ、仕方なく義母の由紀恵の家で暮らし始める。生活のため、仕事を探すアオイに、キャバクラの店長が「金を稼ぐ方法はある」と囁く。それは、裏社会の闇の奥に誘う悪魔の言葉だった。
2023年6月9日(金)沖縄先行公開
©️2022「遠いところ」フィルムパートナーズ
公開日: 2023年07月06日
遠いところ
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2022年 /日本 /128分 /PG12
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公式サイト: https://afarshore.jp/
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