18世紀のデンマークを舞台に、史実を基に描かれる、ある〝家族〟の愛の軌跡を辿る物語。イダ・ジェッセンによる歴史小説「The Captain and Ann Barbara(英題)」に感銘を受けた「ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮」(2012年)のニコライ・アーセル監督が、同作でタッグを組んだマッツ・ミケルセンに声をかけたことで映画化のプロジェクトが始動した。マッツ・ミケルセンが演じるのは、貴族の称号を懸け、ひとり荒野の開拓に名乗りを上げる貧しい退役軍人のルドヴィ・ケーレン大尉。ケーレン大尉の宿敵となる有力者フレデリック・デ・シンケルを「THE GUILTY/ギルティ」(18年)などのシモン・ベンネビヤーグが演じている。
1755年のデンマーク。貧窮にあえぐ退役軍人のルドヴィ・ケーレン大尉(マッツ・ミケルセン)は、〝貴族の称号〟を得るため、長年不可能とされた広大な荒野の開拓にひとり名乗りを上げる。しかし、それを知った有力者のフレデリック・デ・シンケル(シモン・ベンネビヤーグ)は自らの勢力が衰退することを恐れ、開拓を阻止しようと立ちはだかる。非道な仕打ちと襲い掛かる自然の脅威に抗いながら、同じ傷を抱えた〝愛を知らない者たち〟との出逢いによって、頑なに閉ざしたケーレンの心に大きな変化が芽生えてゆく。
公開日: 2025年02月13日
愛を耕すひと
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原題:Bastarden
2022年 /デンマーク、スウェーデン、ドイツ /127分 /G
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公式サイト: https://happinet-phantom.com/ai-tagayasu/
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