名門校に赴任してきた栄養学の教師ノヴァクは、「少食は健康的であり、社会の束縛から自分を解放することができる」という考えからなる〝意識的な食事（conscious eating）〟という食事法を生徒たちに教える。無垢な生徒たちは彼女の教えにのめり込んでいき、事態は次第にエスカレート。両親たちが異変に気づきはじめた頃には時すでに遅く、遂に生徒たちはノヴァクとともに「クラブゼロ」と呼ばれる謎のクラブに参加することになる。

監督は、ミヒャエル・ハネケに師事し、物議を醸すテーマ設定と鮮烈なビジュアルで強いインパクトを放つ作品を次々と発表しているジェシカ・ハウスナー。「アリス・イン・ワンダーランド」（2010年）や「イノセント・ガーデン」（13年）、「クリムゾン・ピーク」（15年）など、ハリウッド大作から個性派監督の作品まで幅広く出演している演技派ミア・ワシコウスカがノヴァクを演じる。