映画を愛する君へ

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公開日: 2025年01月30日

映画を愛する君へ

映画が19世紀末に誕生してから現在に至るまで、その魅力と魔法を語るシネマエッセイ。監督は、「キングス&クイーン」(2004年)や「クリスマス・ストーリー」(08年)など、日本でも人気の高い名匠アルノー・デプレシャン。ドラマとドキュメンタリーを融合したハイブリッドな構成で綴るデプレシャン監督の自伝的作品。初めて映画館を訪れた幼少期、映画部で上映会を企画した学生時代、評論家から映画監督への転身を決意した成人期を、映画史と共に描く。

出演は、本人役で登場する「そして僕は恋をする」(1996年)や「あの頃エッフェル塔の下で」(2015年)のマチュー・アマルリック、「ママと娼婦」(73年)のフランソワーズ・ルブラン、「落下の解剖学」(23年)のミロ・マシャド・グラネールらがドラマパートを演じる。

本編は、リュミエール兄弟による映画の発明から、アベル・ガンスの「ナポレオン」(1927年)、フランク・キャプラ「或る夜の出来事」(34年)、アルフレッド・ヒッチコック「北北西に進路を取れ」(59年)、黒澤明「乱」(85年)、クロード・ランズマン「SHOAH ショア」(85年)、ジェームズ・キャメロン「ターミネーター2」(91年)、ロジャー・ミッシェル「ノッティングヒルの恋人」(99年)など、映画史に功績を残した世界中の様々なジャンルの映画が洪水のようにスクリーンを駆け巡る。そのほか、フランソワ・トリュフォー、ジャン=リュック・ゴダール、イングマール・ベルイマンらの作品や、デプレシャン監督が尊敬するアメリカの哲学者スタンリー・カヴェルやフランスの批評家アンドレ・バザンの言葉も借りながら、〝映画とは何か〟に迫る。

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