「洗骨」(2019年)で日本映画監督協会新人賞を受賞した照屋年之監督が、自身のオリジナルストーリーで長編映画化した本作。タイトルの「かなさんどー」とは、沖縄の方言で〝愛おしい〟の意味。照屋監督の独自の死生観や笑いを交えて〝家族の愛と赦しの物語〟を描いた。
主人公の美花を演じるのは、沖縄出身で連続テレビ小説「ちむどんどん」や、大河ドラマ「光る君へ」のほか、活躍の場を広げている若手俳優の松田るか。母・町子を劇団四季出身でドラマ、映画、舞台など多方面で活躍する堀内敬子、さらに「SHOGUN 将軍」(24年)など、ハリウッドでも活躍する浅野忠信が父・悟を演じる。
妻の町子(堀内敬子)を失った悟(浅野忠信)は、年齢を重ねるとともに認知症を患っていた。娘の美花(松田るか)は、母が亡くなる間際に助けを求めてかけた電話を取らなかった父親のことを許せずにいる。そんな父・悟の命が危ないと知らせを受け、美花は苦渋のなか故郷の沖縄県伊江島へ帰る。父との関係を一向に修復しようとしない美花だが、島の自然に囲まれ両親と過ごした時間を思い返すなか、生前に母が記していた大切な日記を見つける。そこで知ったのは母の真の思い、そして父と母だけが知る〝愛おしい秘密〟だった。
2025年1月31日より沖縄県で先行上映。
公開日: 2025年02月20日
かなさんどー
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2024年 /日本 /86分 /G
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公式サイト: https://kanasando.jp/
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