関東大震災後の混乱のなかで憲兵に虐殺された女性解放運動家、伊藤野枝の生涯を描き、吉川英治文学賞を受賞した村山由佳の評伝小説を原作に、向田邦子賞受賞の矢島弘一が脚本を担当。NHK朝の連続テレビ小説「花子とアン」のディレクターを務めた柳川強が演出を担当した。
男尊女卑の風潮が色濃い世の中に反旗を翻し、女性たちは社会に異を唱え始めた。福岡の片田舎で育った伊藤野枝(吉高由里子)は、貧しい家を支えるための結婚を蹴り上京。平塚らいてう(松下奈緒)の言葉に感銘を受け青鞜社に入る。青鞜社は当初、詩歌が中心の女流文学集団であったが、やがて伊藤野枝が中心になって婦人解放を唱える闘う集団となっていく。野枝の文才を見出した第一の夫、辻潤(稲垣吾郎)との別れ、生涯のパートナーとなる無政府主義の大杉栄(永山瑛太)との出会い、波乱万丈の人生をさらに開花させようとした矢先に関東大震災が起こり、理不尽な暴力が彼女を襲う。
©風よ あらしよ 2024 ©村山由佳/集英社
公開日: 2024年02月08日
風よ あらしよ 劇場版
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2024年 /日本 /127分 /G
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公式サイト: https://www.kazearashi.jp/
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