第二次世界大戦時、ナチス親衛隊中佐としてユダヤ人の大量虐殺に関わったアドルフ・アイヒマンは、終戦後逃亡しブエノスアイレスに潜伏していた。しかしイスラエル諜報特務庁により、1960年に捕らえられ、61年12月に有罪が確定。 全ての訴状で有罪となったアイヒマンの処刑は、1962年5月31日から6月1日の日が変わる真夜中に執行された。処刑後アイヒマンの遺体を焼却するため、秘密裏に焼却炉の建設が進められる。宗教的・文化的にも火葬を行なわないイスラエルで、この〝世界史の大きな節目〟に深く関わることとなった焼却炉を作る工場の人々、そこで働く13歳の少年、アイヒマンの刑務官、ホロコーストの生存者である警察官、市井に生きる人々を通して、アイヒマン最期の舞台裏が描かれる。
© THE OVEN FILM PRODUCTION LIMITED PARTERNSHIP
公開日: 2023年09月07日
6月0日 アイヒマンが処刑された日
監督 :
脚本 :
原題:JUNE ZERO
2021年 /イスラエル、アメリカ /105分
配給 :
公式サイト: https://rokugatsuzeronichi.com/
新着記事
「敵の兵士を殺したい」 〝ガザ映画〟連続公開する配給会社代表を決意させたパレスチナ13歳少年の一言
「愛の不時着」を超え韓国ドラマ史上最高視聴率を記録! キム・スヒョン主演のラブストーリー「涙の女王」:オンラインの森
クリストファー・ノーランと核爆弾 「ダークナイト ライジング」「TENET」から「オッペンハイマー」へ 〝物理〟の裏付けは有効か
監督の実体験から着想、ヤングケアラーが〝普通の青春〟へ飛び込むさまを描いた青春映画「サンコースト」:オンラインの森