爆弾が仕掛けられたテレビ局を舞台に、爆破犯から交渉役に指名された元人気キャスターが命懸けの生放送に奮闘する姿を描くサスペンスエンターテイメント。原作は、韓国で大ヒットを記録したソリッドスリラー「テロ，ライブ」（2013年／監督：キム・ビョンウ、主演：ハ・ジョンウ）。「岸辺露伴は動かない」シリーズの渡辺一貴が監督、脚本を務めた。

主演は、2025年にキャリア40年を迎える阿部寛。ドラマ「TRICK」シリーズや「ドラゴン桜」シリーズ、「テルマエ・ロマエ」（2012年）や「とんび」（2022年）など、数々の作品に主演してきた阿部にとっても初めてのキャスター役となる。さらに、主要キャストには竜星涼、生見愛瑠、井川遥、吉田鋼太郎が出演。加えて前原瑞樹、平原テツ、内山昂輝、安藤玉恵、平田満ら実力派俳優陣が顔をそろえた。

ラジオ番組に１本の電話がかかってきた直後に発電所で爆破事件が起きる。電話をかけてきた男は、交渉人に国民的ニュース番組「ショウタイム７」の元人気キャスターで、今はラジオ局に左遷された折本眞之輔を指名する。折本はこの危機を番組復帰へのチャンスと、生放送中のスタジオに乗り込み、自らがキャスターとして犯人との生中継を強行するが、そのスタジオにもすでにどこかに爆弾が仕掛けられていたのだった。スタジオから一歩でも出たら即爆破という状況で、犯人の要求はエスカレートする。そして、周到に仕掛けられた数々の〝罠〟。極限状態のスタジオがリアルタイムに全国に拡散されていく。