「無情の世界」(2023年)を企画・プロデュースした小林且弥の長編映画初監督作品。「凶悪」(13年)で俳優として共演し、意気投合したピエール瀧とタッグを組んだ本作は、震災に見舞われた福島を舞台に、大切な人を突然失ったことで、立ち止まったままでいる親子が、ある遺骨をめぐって葛藤し、ゆっくりと向き合っていく姿を描いた。ピエール瀧は、震災で妻を失い心に傷を抱えた散骨業を営む主人公・井口真吾を演じる。真吾の一人娘の奈生を、「青葉家のテーブル」(21年)の栗林藍希、さらに、足立智充、内田慈、押田岳、円井わん、渡辺哲ら実力派キャストが共演する。
震災で妻を失った井口真吾(ピエール瀧)は、生活困窮者や高齢者を相手に散骨業を営みながら、娘の奈生(栗林藍希)と暮らしていた。一方、水産加工場で働く奈生は、遺骨の見つからない母の死を未だ消化できないでいた。ある日、松山(遊屋慎太郎)という若い男が亡くなった兄の散骨の手続きにやってくる。何か複雑な事情を察する真吾だったが、ジャーナリストの江田(足立智充)が真吾の元を訪れ、持ち込まれた遺骨が世間を震撼させた殺人犯のものであると告げる。震災で多くの人が眠るこの海に殺人犯の骨を撒くのか。苦しい選択を迫られるなか、真吾が下した決断とは…。
©︎2023 STUDIO NAYURA
公開日: 2024年02月29日
水平線
予告編を見る:
監督 :
出演 :
製作総指揮 :
プロデューサー :
脚本 :
音楽 :
撮影 :
美術 :
録音 :
音響 :
整音 :
衣装 :
ヘアメーク :
2023年 /日本 /119分 /G
配給 :
公式サイト: https://studio-nayura.com/suiheisen/
新着記事
BTSを追ってプサンへ! RM映画ワールドプレミア 5000席を埋めたARMYの熱狂
シリアルキラーとデート番組でご対面⁈ 実話を基にしたサスペンススリラー「アイズ・オン・ユー」
レッドカーペットに200人 華やかに開幕 東京国際映画祭
俳優今泉マヤが見た「アイミタガイ」 胸を熱くする託された思い