Marina Foïs
1970年1月20日 生まれ
「マリーナ・フォイス」記事件数
東京国際映画祭で東京グランプリはじめ、最優秀監督賞、同男優賞と3冠を制した。日本公開は未定だが、一見の価値あり。どこかで上映されたら、ぜひ注目を。 フランス人の元教師アントワーヌ(ドゥニ・メノーシェ)は、妻のオルガ(マリーナ・フォイス)とスペインに移住して農業を営んでいる。隣家のシャンとその弟がアントワーヌを敵視し、執拗(しつよう)に嫌がらせを繰り返す。閉鎖的な共同体で先鋭化しあらわになる、人間の悪意や攻撃性を描く心理スリラー。と言えば、やがてアントワーヌと兄弟の激突に至ると容易に予想できるだろう。しかしロドリゴ・ソロゴイェン監督は巧みな仕掛けを施して、見慣れたジャンル映画に新鮮さを加えてい...
2022.11.11
裁判映画はハズレが少ない。状況が二転三転する法廷は劇的だし、判決で白黒決するカタルシスもある。事実を基にしたこのフランス製裁判映画、裁判の公正さも怪しくなった時代の反映か、主役は弁護士でも被告でもない。王道からは少し離れているが、やはりハズレではない。 主人公は、妻殺害の罪に問われた大学教授ヴィギエの無罪を信じる、料理人のノラ(マリーナ・フォイス)。1審は無罪だったが検察側が控訴し、第2審が始まる。ノラは頼まれもしないのに敏腕弁護士のデュポン・モレッティ(オリビエ・グルメ)の元に押しかけて弁護を引き受けさせ、一人で育てる息子も仕事もそっちのけで、250時間にも及ぶ通話記録を分析して新証拠を見...
2021.2.11
昨秋公開された山崎貴監督による「ゴジラ-1.0」の興奮冷めやらぬこの春、アメリカから同作を超えんばかりのモンスター映画がやってきた。ゴジラ70周年×「モンスター・ヴァース」シリーズ10周年作品「ゴジラxコング 新たなる帝国」(2024年4月26日全国公開)である。すでに公開国では驚異的大ヒットを記録している。その魅力はいかなるものか? 「ひとシネマ」編集部の目でご案内しよう。 ◎魅力1◎ゴジラとコングの位置付け 「モンスター・ヴァース」でのゴジラ像は日本版ゴジラ像とは異なる。どこか宗教的なたたずまいを漂わす日本版に対して、「モンスター・ヴァース」版は、比類なき物理的パワーが...
ひとシネマ編集部
PR東宝
2024.4.25
スペインの農村に移住して農業を営むフランス人の主人公が、隣人の悪意にさらされ対立を深めてゆくサイコスリラー。 ©Arcadia Motion Pictures, S.L., Caballo Films, S.L., Cronos Entertainment, A.I.E,Le pacte S.A.S.